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大会長挨拶

大会長挨拶(御礼挨拶) 

学術大会お礼のご挨拶

 

 第8回日本小児理学療法学会学術大会は、11月20日より一般演題の事前視聴を開始し、11月27日(土)28日(日)にライブ配信、12月26日(日)17時までオンデマンド配信を行い、学術大会期間を終了いたしました。当初に予定しておりました東京での対面開催はできず、Web開催となりましたが、参加者数はこれまでの日本小児理学療法学会学術大会で最多となる1020名に上り、ライブ配信及びオンデマンド配信において活発な討議をしていただくことができました。今回、初めて参加を募った患者さん・ご家族・サポーターの皆様も、質疑やアンケートにご参加をいただき、学術大会における皆様との協働の一歩を踏み出せたのではないかと考えております。ご参加いただきました皆様、誠にありがとうございました。
 本学術大会のテーマは、 種々の疾患に携わっているジェネラリストと臨床・研究・教育において専門分野を持つスペシャリストとの豊かな協働につながることを願い、『小児理学療法ジェネラリスト・スペシャリスト協働の時代へ–みんなで集おう!みんなで語ろう!–』としました。特別講演、シンポジウム、セミナー、レクチャー、トークセッション、口述演題、一般演題、全てのご発表において、臨床現場での多職種協働、教育現場や放課後デイサービスでの協働、国際協働など、多岐にわたる協働について討議が展開され、幾度となく感激する場面がありました。そしてその中で大学・大学院で教鞭を執られている研究・教育のスペシャリストの方々と若い世代の理学療法士の方々との協働によって研究が進んでいることを新たに認識いたしました。今、学術大会を終えて、さらなる小児理学療法の発展に向けて、理学療法士の異世代協働の推進を図る必要があると感じております。まずは自分の職場で、若い世代は豊かな臨床経験を持つ世代から研究のヒントを得る、豊かな臨床経験を持つ世代は若い世代から研究手法など最新の学術情報を学ぶ姿勢を持つ、そして互いの視点を想像して活発な討議をする、そんな雰囲気を作って発展的な協働につなげていきたいと考えております。この大会を通じて、このような新たな視点を持てたことに喜びを感じ、気づかせていただいたことに感謝申し上げます。皆様におかれましても、この大会がなにか新たな視点につながっていましたら、幸いに存じます。
  本学術大会は、「一般社団法人日本小児理学療法学会」として開催した初めての学術大会であり、開催にあたりまして、理事及び日本理学療法士協会学会連合支援係の皆様に多くのご指導をいただきましたことに、心より感謝申し上げます。講師、座長の皆様、ご発表いただいた皆様、ご参加いただいた皆様、協賛いただいた企業の皆様、開催の準備運営に携わっていただいた準備委員の皆様に、あらためて深く御礼申し上げます。本当にありがとうございました。この大会が、小児疾患の研究と理学療法の発展、皆様の生活を豊かにする協働につながることを祈念し、お礼の挨拶とさせていただきます。
皆様のますますのご活躍とご健勝を心よりお祈り申し上げます。
 
 2021年12月30日

第8回 日本小児理学療法学会学術大会

学術大会長 北原 エリ子

終了御礼

大会長挨拶(第3報)

第8回日本小児理学療法学会学術大会開催にあたって

 

皆様におかれましては、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行の事態に直面され、種々の

機能を、生活を、そして医療体制をどのように維持するのかということに苦慮され、ご尽力されて

きたことと拝察いたします。私自身は、本大会長を拝命したその数ヶ月後からCOVID-19流行への

対応・対策に追われ、この未曽有の状況下で大会の準備を進めることは極めて困難なことと感じる日々でした。しかしながら大会準備委員のみなさんが支えてくださり、みなさんの計り知れない尽力による準備を経て、こうして開催の日を迎えられることとなりました。今、まさに万感の思いで、書かせていただいております。準備委員会は、1度も対面で行うことはできませんでしたが、Web会議を繰り返し、コミュニケーションを深めて、多くの困難を解決してきました。開催にあたりまして、準備委員のみなさん、ご支援をいただきました日本小児理学療法学会理事の皆様、ご発表・ご登壇いただく皆様、資料・画像提供をいただいた患者様・ご家族、協賛いただいた企業の皆様に心より感謝申し上げます。

以下に、本大会のテーマとプログラムについてご紹介させていただきます。

小児理学療法分野においては、幅広い疾患を有する小児患者に対して乳幼児期から青年期、成人以降まで、どのように個々の可能性を引き出し、生活の質を確保するかが課題です。周産期医療・再生医療・遺伝子治療・ロボット治療などが日進月歩で進化する中、我々理学療法士は最新医療の情報を共有したうえで、患者さん・ご家族とともに目標設定を行い、理学療法を実践することが求められています。そしてどのような理学療法が効果的であるのか科学的根拠を知ること、また科学的根拠を示していくことが課題となっています。しかしながら小児領域では、臨床に従事している理学療法士が多く、研究を進める理学療法士が少ないことも現状にあります。小児理学療法を変革していく時期として、臨床家と研究者の協働をどのように実現するのかが重要な課題と考えて、本大会のテーマを「小児理学療法ジェネラリスト・スペシャリスト協働の時代へ‐みんなで集おう! みんなで語ろう!‐」としました。臨床家、研究者、教育者それぞれの立場からの活発な討議を経て、それぞれの力と他の立場の観点を想像できる力を結集した豊かな「協働」につながることを願って、講演・セミナー・シンポジウム・トークセッションを企画いたしました。特別講演はコロナ禍に中止を余儀なくされた2020年新潟大会で予定されていた「保存自家臍帯血輸血治療」と「新生児医療」に関する2題を引き継ぎ、さらに「整形外科手術と理学療法」と「発達障がい」をテーマとした2題を企画しました。シンポジウムは、「連携」と「評価」をテーマとし、第一線で活躍されるジェネラリスト・スペシャリストの皆様による発表と討議を予定しております。「座位保持装置」と「研究」とテーマとした学会企画セミナー、「ADL評価」「粗大運動機能評価」「新生児理学療法」をテーマとした教育セミナー、「評価」「ガイドライン」「国際動向」「心疾患」に関するミニレクチャー、脊髄性筋委縮症に関する企業協賛セミナー、「特別支援学校」「卒後教育」「協働」をテーマとしたトークセッションもございます。ぜひ多くのプログラムにご参加いただき、研鑽にお役立ていただければと思います。一般演題は口述発表が30演題、ポスター発表が75演題あります。質疑応答にご参加いただき、活発な討議を盛り上げていただければと思います。今回、特別企画としまして、「福祉機器カタログ」「地域での取り組みの紹介」「前夜祭」もございます。どれもとても楽しい企画となっておりますので、是非ご参加・ご視聴ください。またもう一つ特別企画として、映画監督河瀬直美さんに「介護と子育て」についてインタビューさせていただいた動画を配信いたします。異なる角度からの視点、多くの方にご覧いただき、ご感想をお寄せいただければと思います。よろしくお願いいたします。

 Web開催となり、皆様にお会いできないことは誠に残念ではございますが、LIVEでの活発な討議、またオンデマンド配信期間中の討議も継続できるよう、準備委員一同、鋭意努力して参ります。この大会を通して、多くのみなさまと繋がれることを、そして多くのみなさまの繋がりが拡がっていくことを願っております。どうぞよろしくお願いいたします。

 

 2021年11月吉日

第8回日本小児理学療法学会学術大会

大会長 北原エリ子

大会長挨拶(第2報) 

第8回日本小児理学療法学会学術大会 Web開催への変更について 

 

 本学術大会は東京会場とWebのハイブリッド開催で準備を進めてまいりましたが、大会開催時のCOVID-19流行を予測できない状況を鑑み、Webのみによるオンライン参加発表およびオンデマンド配信の開催に変更することにいたしました。参加者の皆さまに会場で直接ご挨拶できないことは誠に残念ではありますが、皆様にとって有意義な大会となりますよう、準備委員一同、鋭意努力して参りますので、何卒ご理解のほどお願い申し上げます。 

 オンラインでの演題発表に関しましては、スムースにご発表いただけるよう事前説明に努めさせていただきます。演題登録期間を6月12日から6月30日に延長いたしますので、多くの演題発表のご登録をお待ちしております。 

 各ご施設におかれまして大変な状況とお察しいたしますが、COVID-19感染が一日も早く終息に向かうことを願いながら、第8回学術大会のご挨拶(第2報)とさせていただきます。 

 

第8回日本小児理学療法学会学術大会 

大会長 北原エリ子 

大会長挨拶(第1報) 

 

 この度、第8回日本小児理学療法学会学術大会を2021年11月27日(土)と28日(日)の2日間、東京(TOC有明)にて開催する運びとなりました。日本小児理学療法学会単独学会として2018年大阪大会、2019年福岡大会に続く3回目の開催となる本大会において大会長を務めさせていただくことを大変光栄に存じます。開催のお知らせにあたり、ご挨拶申し上げます。

 小児理学療法分野においては、幅広い疾患を有する小児患者に対して乳幼児期から青年期、成人以降まで、どのように個々の可能性を引き出し、生活の質を確保するかが恒常的な課題です。周産期医療・再生医療・遺伝子治療・ロボット治療などが日進月歩で進化する中、我々理学療法士は最新医療の情報を共有した上で評価を行い、患者・家族とともに多職種で目標設定を行い、理学療法を実践することが求められています。そしてどのような理学療法が効果的であるのか科学的根拠を知ること、また科学的根拠を示していくことが恒久的な課題となっております。しかしながら小児領域では、臨床に従事している理学療法士数が多く、研究を進めている理学療法士数が少ないことも現状にあります。小児理学療法を変革していく時期として、臨床家と研究者、多様な疾患に対するスペシャリストの協働をどのように実現するのかが喫緊の課題と認識しております。またコロナ禍の今、どのような病態においてもリスクを管理しながら、身体のみでなく心理を含めた発達の評価とアプローチを進められるジェネラリストを体系的に育成することも重要課題であると再認識しております。

 本大会のテーマは「小児理学療法ジェネラリスト・スペシャリスト協働の時代へ‐みんなで集おう! みんなで語ろう!‐」としました。臨床家、研究者、教育者それぞれの立場からの活発な討議を経て、それぞれの力と他の立場の観点を想像できる力を結集した豊かな「協働」につながることを願い、準備委員一丸となって準備を進めてまいります。コロナ禍に中止を余儀なくされた2020年新潟大会で予定されていた特別講演2題を引き継ぎ、さらに日本の療育の歴史を作ってこられた2施設からの特別講演を企画し、充実した特別講演プログラムとなっております。また第一線で活躍されるジェネラリスト・スペシャリストによるシンポジウム、教育講演、ミニレクチャーも企画しております。皆様におかれましては、ご多忙な日々をお過ごしのことと存じますが、ぜひ本東京大会にご参加いただき、研鑽にお役立ていただく機会になれば幸いです。

 COVID-19の感染対策に関しましては、現在、ハイブリッド開催(現地開催とWeb開催の併用)で準備を進めております。今後の感染状況に最善の対応と準備をしてまいります。皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。2021年深秋、多くの皆様にお会いできることを楽しみにしております。どうぞよろしくお願いいたします。

 

第8回日本小児理学療法学会学術大会

大会長 北原 エリ子

順天堂大学医学部附属順天堂医院リハビリテーション室

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